お茶会のルール
英国貴族たちは週末や特別な日に
ゲストを招いて
アフタヌーンティーを
楽しんでいました

気心の知れた友人やご近所さんと
会話を楽しんだり
新たな
出会いを求めて参加したり、、、
中には仕事の
情報収集や
コネクション作りのために
参加している人もいました
そう、
ティーパーティーとは
社交の場であり、
ビジネスの場でもあるのです
従って、守らなければならない
ルールもあります。
お茶会の形式
お茶会には、庭などで行う「
立食形式」と
テーブルに席が用意されている「
着席形式」があります。
立食の場合、利き手でカップを持ち、
逆の手でソーサーを持ちます。
着席の場合は、
ソーサーはテーブルの上に置いたままカップのみを持ちます。
カップを持つ場合、取っ手には指を通さず、
軽く摘まむ程度に持ちます。
お茶のルール
お茶会では、主催が
ゲストをもてなすのがルールです。
従って、主催がゲストにお茶を淹れます。
おかわりをもらう時も同様で、空になったカップを
主催の所へ持って行き、お茶を注いでもらいます。
おかわりは、カップのお茶を全て
飲み干してから
お願いするのがマナーです。
お菓子のルール
ティーパーティーには
お菓子や
軽食がつきものです。
主催は
ゲストの好みに合わせて
セッティングします。
また、
ゲストがお菓子を持ち寄ることもあります。
その場合は、内容が被らないよう事前に持って行く物を
みんなで
打ち合わせしておくのが無難です。
現在は色々なお菓子がテーブルに並びますが、
英国の伝統的なティーフーズは、
サンドウィッチ、
スコーン、
ケーキ
の3種類と決まっていました。
食べる順番もあり、
サンドウィッチ → スコーン → ケーキ
と決まっていたのです。
現代の
3段プレートの場合、
1番上に クッキーやスコーンなどの
焼き菓子
真ん中に ケーキ、フルーツ、などの
生菓子
1番下に
サンドウィッチ
が乗っていますが、その場合でも食べる順番は
サンドウィッチ → 焼き菓子 → 生菓子 です。
また、3段プレートの場合、
みんなが同じ段を食べ終わるまで
次の段には手をつけないと言うルールがあります。
昔はコース料理のように1種類ずつ別々に運ばれてきたためです。
英国では現在でも僅かにこだわる方がいるようです。
ティーフーズを口にする際は、
右手の指で
カップをつまみ、
左手の指で
ティーフーズをつまむのが伝統的でしたが、
現在は英国でもあまり気にしないようです。
伝統的なお茶会のルールについて書きましたが、
現代の日本では本来のルールを知っている人はあまりいないので
固く構える必要は無いと思います。
1番大切なルールは、お茶会を楽しむことですから

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